2009年11月02日

老教師


真夏日の古書街をゆく老教師

この句、夏のころ、句会で出した僕の句である。選者の先生は、この句を特選に採ってくれて、この老教師はおそらくは作者本人のことだろう、といった。汗顔の至りである。その通りである。僕は思い立つと神保町へ出かけていくことがある。この句は夏の日盛りの中をリュックを肩に汗をふきふき歩いていたらこのように他人からは見られるだろう、と想像して詠んだ。
昨日も神保町へ行ってきた。神田は恒例の古本まつりをやっている。昨日は日曜日とあって大賑わいであった。すすらん通りには各出版社のワゴンもたくさん出て新刊本なども半額で売っていたりする。昼からバーの出店もあり、ワインを一杯ついでもらい疲れをいやした。宇崎竜童のバンドが出ていた。彼も老けたな。でも往年のように声は若々しい。
バンド演奏が済むとそこが古本の競り市会場になった。これはチャリティである。昨日は見ているだけで買わなかったが、何年か前このセリで『三島由紀夫評論全集(全4巻)』(新潮社)が出た事があった。僕はころ合いを見て手を上げて3,000円で落とした。そしたらなんと『小川国夫作品集(全7巻)』(河出書房新社)をおまけに付けてくれた。まだそのころどちらも新刊で書店で売っている頃で、時価で7,8万はしたろうか。
すずらん通りでは昨日はトーハンもワゴンを出していた。ちょうど欲しかったので『新刊ニュース』(11号)を100円で買った。家に帰ってトーハンの包みを置けたら、前月、前々号のほかに、おまけのつもりだろうか、石原裕次郎の記念トランプと氷川きよしの写真付きのルーズリーフまで入っていた。これだから古本まつりは楽しい。
そのあと靖国通りの書店街をぶらぶら歩き、新潮古典文学アルバム『万葉集』ほか万葉集もの3冊、道浦母都子の『女歌の百年』(岩波新書)、福田甲子雄編著の『蛇笏・龍太の山河』(山梨新聞社)、石寒太の『芭蕉の名句・名言(吉行和子の朗読CD付き)』(日本文芸社)など短歌や俳句の本をいくつか買って帰途についた。
posted by tora13 at 12:20| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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