2009年09月28日

『ウェルかめ』に期待する

評判のあまり良くなかったNHK朝の連続ドラマ『つばさ』が先週土曜日で終り、今日から『ウェルかめ』が始まった。徳島県の美波町が舞台である。四国霊場23番札所の薬王寺から眺める日和佐の町と海が画面に映し出された。僕は数年前、友人たちと薬王寺へ立ち寄ってこの素朴で美しい眺めに感激した日のことを思い出した。
今度のドラマのヒロインの少女波美は美波町の遍路宿の娘である。明るく屈託のない、子供らしい少女である。これから朝見るのが楽しみである。
もう終わってしまってどうでもいいことかもそれないが、『つばさ』が埼玉在住や埼玉出身の人たちになぜ評判が悪かったのか、ここに私見を述べておきたい。なお断っておきたいが『つばさ』に登場した俳優たちのほとんどは日頃演技においてそれぞれ優れている俳優さんだっただけに、これは原作が悪いのか、脚本家のせいなのか、ディレクターによるものなのか、僕にはよくわからないが、いずれにしろそのあたりに理由があるのだろう。
列記して見ると、
1.ヒロインをドラマの中で、彼女の上役が「イモ」と平気で呼び捨てにしていた。「イモ」とは無礼千万である。少なくとも若い女性に向って呼ぶ言葉では断じてない。侮蔑の言葉である。これだけでこのドラマの価値は半減してしまった。「イモ」、すなわち「さつまいも」は川越地方の特産であり、川越の人々は「さつまいも」に誇りを持っている。地方の時代といわれるが、地方の文化を舐めてはいけない。NHKがこのようなドラマを平気で放映するとは思いもよらなかった。見識を疑う。
2.全体的に俳優たちの演技が身振り手振りオーバーでドタバタにしか見えない場面が多かった。地方と生きる人々のもっと真摯に描いてほしかった。それに川越は地方と言っても東京の近郊にあり、ドラマに出てくるような田舎じみた町ではない。もっと都会的で文化的な町である。自然が豊かで伝統的な文化とハイカラな雰囲気を併せ持った素敵な町である。風土に根ざした人情にあふれた人々の暮らしている町である。およそドラマとはかけ離れた町である。
3.町をちゃちな模型を使って上空から写す場面が多かったがお粗末すぎる。もっと川越という町のよさを映し出す方法はいくらでもあったと思う。時計塔だけではない。

思いつくままに書いてみたが『つばさ』は川越という町の名を使っただけの、お粗末な作り物の町を舞台にした軽薄で安っぽいドタバタ劇であった。新しく始まったドラマ『ウェルかめ』に大いに期待したい。
posted by tora13 at 20:48| 埼玉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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