改札を出るともう相当の人出である。途中の西洋美術館ではルーブル展をやっている。ここへ入っていく人も多い。大噴水の脇を歩き、広い道路を渡るともう国立博物館である。整理券を見せて正門を入るともうすごい人の波だ。表慶館の横に最後尾があり、プラカードを持った人が整理に当たっている。
この時ちょうど午前11時半であった。この時間にここから4列で並び始めたのだ。立錐の余地もなく人が並んでいる。ほんの僅かずつ動いていく。今日はさほど暑くないので助かる。それでも蒸してきたので僕はジャケットを脱いで手に持った。
1時間ほど経過するが、まだまだ先が長い。もうだいぶ疲れてきた。ようやく会場入り口の平成館の建物が見える。入口の前に大きなテントが見える。このテントへたどりつく頃には僕はもう精も根も尽きはてたといった感じになっていた。ここまでに来るのにさらに1時間を要したのであった。
テントに入ると今度は4列から8列になるように指示された。しばらく待つと、さあお入りください、と声がかかった。時計を見ると午後2時近くなっている。
会場へ入った。中も相当の混雑ぶりである。僕は阿修羅の像にまっすぐ直行しようと思った。一つ一つの展示を見ていたら、疲れてしまっているので、このまま倒れてしまうのでないかと思ったからである。ところがそうはいかない。少しずつ少しずつしか進めない。8部衆と10大弟子の部屋に入ったが、もうこのころには目もかすんできていた。鶏の頭部を持った迦楼羅(かるら)だけは前々からよく見たいと思っていたので、しばらくその前に立って見ていた。幸いなことに、その像は部屋の端に展示してあり、人に押されもせずに前に立つことができた。(続)
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トラックバックありがとうございます。阿修羅展もいよいよ大詰めですね。これから行くとしたらいつ行っても込んでいると思います。開館の9時半前に行ってお待ちになって開館と同時に入場するのが比較的混雑が少ないのではではないでしょうか。『青春悔い多し!されど…』管理人tora13